
ショアジギングの
ラインシステムの悩みが尽きない。
私を知っている人なら周知の事実だが、ショアジギングといっても、青物ではない。
かつてはウミアメ、ここ2シーズンはシーバスがメインターゲット。
おそらく、青物を狙っているのであれば、ルアーも含め、タックルは基本的にゴツイので、私のような悩みは生じないのだろう。
が、ウミアメの場合、平均50〜60p、大きくても70p、夢のサイズが80p(5kg)超。
こんな魚を、真冬の日本海、しかもサーフからのキャスティングで狙うタックルとは…。
(以下、私が一番シビレるシチュエーションに限ったお話)
島牧村は赤灯前、波高3mということであれば、

ロッド:モアザンKAMUYTUXY12XH
(これ以外通用しない)
http://all.daiwa21.com/fishing/item/rod/salt_rd/more_mt12xh/index.htmlリール:シマノなら5000番クラス
メインライン:スーパーPE0.8〜1.2号
スペーサー:PE4号前後7〜8m
ルアー:ジグオンリー60〜90g、平均75g
これを見て気付く方がいるかもしれない。
対象魚はさほど大きくない。
だから、メインラインが細くても問題ない。
しかし、それ以外はけっこうゴツイ。
ロッドなんて、80gのジグをぶら下げてもほとんど曲がらない。
理由はただ一つ。
波高3mでのポイントは、波が崩れるさらに沖のフラットゾーン。
狙いのカケアガリは遥か沖。
条件によってはさらに沖。
そんなポイントを狙うには、最低100mのキャストが必要となる。
赤灯に集う釣人の中には、向かい風で軽く100m、無風なら150mキャストを決める猛者もいる。
向かい風の中、如何に遠くを攻めるか?
上記タックル、そしてスペーサーシステムを採用した上記ラインシステムは、その課題をクリアすべく、先人達が試行錯誤して生み出したものなのだろう。
(島牧海アメガイド
http://www2.ocn.ne.jp/~umiame/ 内の「江の島赤灯」を見ると、その一端を垣間見ることができる)
そしてシーバスのお話。
私がここ2シーズン通い込んでいる、山形県のサーフ。
当地では、シーバスでは珍しくデイゲーム中心、しかもジグ、または14cm以上の大型ミノーがメインルアー。
ジグは40g前後の沈み難いタイプを中心に使用。
正直、さほど遠投する必要はないと思う。
遠投できたとして、せいぜい沖のサラシも狙えるというアドバンテージがあるくらいなものだろう。
だからロッドは、10ft・ルアーウエイトMAX35g前後のものの使用率が一番大きい。
が、私の拘りは如何に飛ばすか?
そして、如何に遠くで掛けるか?である。
100mも沖での着水ヒットの快感は、経験した者にしか分からない。
要するに、ウミアメと同じスタイルの釣りなわけである。
そこで、メインとなるルアーウエイト、釣方を考慮に入れたところ、
今現在のお気に入りロッドは、
モアザン・ブランジーノ117MMH
http://all.daiwa21.com/fishing/item/rod/salt_rd/more_117mmh/index.html
当初、それ以外のリール、ライン等は、
ウミアメと全く同じものを使用。
が、このロッドのガイドが小さいためなのか?
ライントラブルが非常に多い。
それでも我慢していたが、11月22日の“ドン!プチッ!”
このラインブレイクが、考えを改めるきっかけとなった。
釣れるシーバスのアベレージサイズは、70〜80cm(3〜4kg)。
ウミアメに当てはめれば、かなりの大型。
だから、メインラインはもう少し太い方がよいかもしれない。
そんな考えから、一旦スペーサーシステムを諦め、PE1.5号に25lbリーダーを接続。
これでトラブルは生じない。
シーバスを掛けても余裕がある。
だがしかし、やはりルアーの飛距離に不満を感じる。
せめて平均90m、無風なら100m、追い風なら120mは飛ばしたい。
どうすべきか?
やはり先人は、結論に行き着いていた。
けっきょく、スペーサーシステムであった。
スペーサーを細目のPE2号に落とすだけであった。
私としてはかなりの盲点。
正直、頭が堅すぎた…。
さらにもう一つの選択肢。
ラインシステムはシンプルが一番。

それに対応可能そうなのがこのライン。
http://all.daiwa21.com/fishing/item/line/solt_li/morethan_sensor/index.html正直、価格が価格なので、勢いがなければ手に取る気にもならない製品(笑)
しかし、1号で20lbの強度があるというのは大きな魅力。
強度的には、0.8号を用いてもよいのだが、波に揉まれたときの耐久性に不安が生じる。
ということで、1号に25lbリーダーの組み合わせ。
今現在、ブランジーノ117MMHに合いそうなラインシステムとして、上記の2種類を検討中。
机上では結論は出ない。
やはり現場でキャストし、魚を掛けなければ、どうにもならない。
とはいえ、なるべく安いラインシステムで済ませたいものである(笑)