2013年03月11日

2年経って

今、あの日のことを書くのが1年ぶりであることに気づき、絶句してしまいました。

当たり前のように存在する仮設住宅。
見慣れてしまった人工建造物がほとんどない海岸線。
通勤時間は復興車両で大混雑の三陸自動車道。

これが日常の光景。

そして、連日復興関連の膨大な仕事量。
気がつくと一週間が終わっている。

どうやら、私はこんな状況に流されてしまっているみたいです。

だから、今日のような日こそ、あの日のことを振り返ってみましょう。


さて、ここからは釣りのお話。

我々釣り人にとって当たり前の行為、魚を釣るということ。
これって恵まれた環境にいるからこそ可能なのです。

だから、最近の私のように「週末はいつも天気が悪くて釣りに行けない」
なんて言うのは贅沢の極みなのです。

そして、魚を釣った喜び。
これって何者にも代えがたい素晴らしいものなのです。

2年前、私にとって全ての原動力は釣りでした。
あの経験を経たからこそ分かるこの気持ち。
私自身、忘れるつもりはありませんし、決して忘れてはならないと思います。

そして、この文章を読んだ皆さんも考えて欲しい。
釣り人って本当に恵まれていて、幸せな人間なのだということを…。
posted by KIKU at 22:12| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
KIKUさん、初めまして。

あれから二年

寝る間も惜しんで原発事故関連の記事を書きまくっていた自分を思い出しますね。

私はあの災害・事故以降、満足に釣りが出来なくなってしまった福島などの同じ釣り仲間の事を思うと、飲み込んだナマリのような気持ちが一向に収まりません。

ボランティアで被災地を訪れる度に、心に深く刻まれるものがありました。

あれから私は「ハレ」の釣りが全く出来なくなりました。底抜けに楽しかった脳天気な楽しさは自分には絶対に帰って来ないと思います。これは敗戦体験のある戦中派の方々があの感情を忘れられないのと同じなのかも知れません。

だけど釣りにはこれからも行くし、仲間と戯れると思います。
一時でもいいから忘れるように、今は、一向に癒やされない気持ちを紛らす為に・・・
Posted by 鮎原人 at 2013年03月11日 23:49
そうですね。釣り人は本当に幸せ者です。釣りをしていられる時が最高な時間ですね。

釣れても釣れなくとも、生きていて水辺に立てるというのが本当の意味で素晴らしい事だと思います。

3.11後は全国で自粛ムードがあり釣り博などお祭りも中止で、全国のアングラーがいつ釣りが出来るか、釣りをして罪悪感がないかなどを議論してたのはついこの間の出来事です。
自分も被災地支援から帰り、釣りが無性にしたくて出かけたあの時、なんてことはない釣りが出来るという事がこんなにも幸せなのかと実感したものです。
どのアングラーもそんな気持ちを持っていれば乱獲や環境悪化、生態系破壊など無くなると思います。
Posted by mataza at 2013年03月12日 16:01
鮎原人さん、初めまして。

>底抜けに楽しかった脳天気な楽しさは自分には絶対に帰って来ないと思います。

その気持ち、なんとなく理解できます。
もしかすると、誰もそのことを口に出さないだけで、あの日あの時を過ごしたみんな同じなのかもしれません。

とはいえ、振り返ってばかりではどうしようもありません。
津波被災地の方々に意外と笑顔が多いのは、そんな気持ちの裏返しなのだろうと思う私です。
Posted by KIKU at 2013年03月12日 21:48
四六時中、2年前のことを考えてたら、
みんなストレスで病気になっちゃうよ。

でも、決して忘れないよう
年に何度かは思い出して亡くなった方々
のご冥福を祈りましょう。
Posted by あぶらハム at 2013年03月12日 22:04
matazaさん、どうもです。

震災後、私が釣りを再開したのはかなり早い時期で、世間一般には奇異の目で見られる時期だったような気がします。

でも、自分がそれをできる状況にあって、周囲の状況を理解した上での出撃でした。
そして何より、津波で命以外の全てを失った人たちが既にキャストを再開していました。

当時、私を含め、あの場にいたみんなが、釣りをしなければ自分が自分でなくなってしまう。
そんな心境だったのではないかと思います。

今回の記事には、そんな背景もあったことをご理解頂ければ、と思います。
Posted by KIKU at 2013年03月12日 22:11
あぶらハムさん、どうもです。

>四六時中、2年前のことを考えてたら、
みんなストレスで病気になっちゃうよ。

その通りですね。
正直言えば、昨日のような日にテレビの特集等を見るのはかなりツライです。

こちらでは、震災のことは日常の出来事ですから、色々な意味でホドホドにしておこうと思います。
Posted by KIKU at 2013年03月12日 22:15
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